仲買人の目 パート4

4回 

 今日は少し方向を変えて実体の商品について書いてみたいと思います。

私は中央市場に入って以来果物を担当してきた一介の仲買人ですが、毎日の仕入れには商品に対する目利きが出来なくては商売にはなりません。

私達が食するものは基本的に植物が空気中の二酸化炭素を固定して作った炭水化物が基礎になっています。

炭酸同化作用・窒素同化作用等々を経て果実なり野菜・穀物になって行くわけです。

その中心となる原素は炭素(C)であり、炭素の含有量が多いものほどよく充実していると言えます。

ポテトチィップは比重が1.08以上のものでないとカラッとして美味しいものが出来ないといわれています。

試しに馬鈴薯を比重1.08の食塩水に漬けてみて下さい。沈むものはok浮くものはアウトです。

何故か?※1)答えは次回に

 同じように果物も手に持って、同じ大きさなら重たい方がより充実しているものと言えるでしょう。

主婦の方々が店頭でよくグレープフルーツを手にとって重さ比べをしていますが、経験に裏打ちされた的確な行動と言えます。

 私達は日々果物を目視し手に取り、匂いを嗅ぎ時には試食をして商品の品定めをしています。

本日はここまで・・・・次回はリンゴ

 

  1)ヒント・・・比重の軽い馬鈴薯は水分が多く・・・

2010年02月08日 青果の達人 矢吹一郎